ムンバイで列車のチケットが取れず、予定よりも1泊多めに滞在してようやくこれたオーランガバード。
オーランガバードにきた目的は、世界遺産でもある「アジャンター・エローラ石碑群を見にいくこと」。
2泊3日でオーランガバードに滞在して石碑群へ訪れました。
時間のある日にエローラ石碑寺院に行くことをおすすめ
オーランガバードに到着したのが夜の19時すぎ。
オーランガバードでの滞在は2泊3日で計画を立てていたので、
翌日の朝からアジャンター石碑群、3日目の最終日にエローラ石碑群へ行くことにしました。
丸一日時間のある2日目にアジャンター石碑群に行くことにしたのは、単純にエローラ石碑寺院に比べてオーランガバードから距離があったからです。
だけど、実際に2つの石碑群に行って反省することがありました。
それはエローラ石碑寺院に時間をかけるべきだったこと。
なぜかというと、確かにエローラ石碑寺院よりもアジャンター石碑群のほうがオーランガバードから遠いです。
だけど、石碑群の面積はアジャンター石碑群よりもエローラ石碑群のほうが圧倒的に広いのです。
3日目の夕方には、夜行スリーパーバスでオーランガバードを離れてゴアに行かなければならず、最終日に距離の短いエローラ石碑寺院へ行くことにしてしまいました。
エローラ石碑寺院の滞在時間は、わずか2時間。
全く時間が足りませんでした。
みなさんも旅の予定で色々と都合があるかもしれませんが、エローラとアジャンター石碑群どちらも見に行く人は、時間のある日にエローラ石碑寺院へいくことを強くおすすめします。
エローラとアジャンター石碑寺院の定休日に注意
この2つの石碑群へ観光に行く際に、もう1つ注意しなければならないことがあります。
エローラ石碑寺院とアジャンター石碑寺院の定休日が違うこと。
「せっかく来たのに、どっちも定休日だった!」
ということにならないように、観光する曜日も考慮しながら計画を立ててください。
オーランガバード2泊3日滞在中のスケジュール
- 8月22日ムンバイからオーランガバードへ到着
- Twist In Flavourへディナー
- 8月23日アジャンター石碑群に行く
- khau galliへディナー
- 8月24日DADA DOSAで朝食
Star Paan Shopでラッシーを飲む
- エローラ石碑寺院へ行く
~ゴアへ向かう~
ムンバイから列車でオーランガバードへ向かい、アジャンター石碑寺院は次の日、エローラ石碑寺院には3日目に行ってきました。
オーランガバードの滞在では、
・エローラは丸まる1日時間のある日に観光する
・インド人の辛くないは、わたしたち日本人の中辛以上の辛さであるということ
以上の2点を学びました。
1日目 オーランガバード到着
夜の19時ごろ、ムンバイから列車に乗って5時間半くらいかけてオーランガバードに到着。
列車の中ではスナックを食べたり、話したりお昼寝をしたり。
お昼寝中、私たちの斜め後ろに座っていた別の男性の電話の話し声がかなり大きく、寝ていても目が覚めたりしていました。
普段は、他の人が話していてもあまり気にならない私ですが、電話をかける男性の声は低いこともあり、列車内に響き渡るくらいかなりデカい声。
私もさすがにその男性の声のデカさに我慢ができず、何度もその男性を振り向いて確認していました。
すると、スタッフが私の動きに気づいて、「何かございましたか」と声をかけてくれました。
言いづらいけど、「後ろの男性の話し声があまりにも大きいので気になっています。」と伝えましたが、
「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。」
と謝罪の言葉をいただきましたが、スタッフは声のデカい男性に注意ができずに困った顔をしていました。
私たちが乗っているクラスはファーストクラス。
これはあくまで私の見解ですが、ファーストクラスの乗客はインドの階級社会でも上の人たちが多く、スタッフが階級を気にしてお客さんに注意ができないのではないか
と、男性スタッフの態度を見て上記のようなことを考えていました。
ここは日本ではなくインドだから、声がでかい人がいたところで、注意することでもないレベルなのかはわかりません。
これがインドの社会なのか…
そして、列車では声のデカい男性ではなく、立派な眉毛を持った男性も見かけました。
なんやかんやでオーランガバードに夜の19時前に到着。
オーランガバード駅から宿までは、Uberでタクシーを手配しようということで、Uberがピックアップしやすそうなバスステーションまでいきました。
Uberでタクシーを手配しようとしていると、1人のかわいいインド人のお姉さんがわたしたちに話しかけてきました。
「何か困ってることがあるの?どこかに行きたいの?」
お姉さんから私たちの様子を見て声をかけてきました。
私たちがホステルまで行きたいと言って、ホステルの住所をお姉さんに見せたら、お姉さんがこう言います。
「このエリアはUber使わないの。Ola(インドの配車アプリ)じゃないとタクシー捕まえられないよ。」
私たちはOlaのアプリは持っていない。どうしよう…
するとお姉さんが私たちの宿泊するホステルの名前を聞いたあと、自分のスマホを操作し始めました。
なんと、お姉さんのスマホからOlaでタクシーを配車してくれたのです。
「あと5分もすれば迎えに来るよ!」
えーーー、なんて優しいの…
お姉さんに感謝を伝えながら、お姉さんとお話をしていました。
お姉さんの話す英語は、インド人特有の訛りがほとんどなくすごく聞き取りやすかったのです。
何でそんなに英語がきれいなのか尋ねたら、お姉さんは生まれてから高校生まではアメリカに住んでいたそう。
どおりでこんなに聞きやすかったんだ…
たわいもない話をしていると、お姉さんが手配してくれたタクシーがわたしたちの目の前に止まりました。
手配してくれたタクシーの料金をお姉さんに払おうとすると、
「ネット決済だし、インドにきてくれたから歓迎の意味も込めて私に払わせて!」
と言ってお金を受け取ってくれませんでした。
払わないとかできないとお姉さんに伝えても、「早く乗らないと運転手さんが待ってるから!インドの旅を楽しんでね!」
と言って、私たちをそのままタクシーに乗せられました。
なんてできた女性なんでしょう。
お姉さんの好意に涙が出そうになった。
しっかりとお姉さんの好意を受け取って、お姉さんとインスタを交換してタクシーに乗ってバイバイしました。
インドの人って本当に親切で心の温かい人が多いと、このときに初めて心から実感をしました。
心温かい人たちに出会うたびに、自分も出会った素敵な人たちのようになろうといい刺激になります。
「これからのインド旅が実りのあるものになる」
オーランガバード到着して早々、素敵な出会いで何の根拠もない実感をしながらホステルへ向かいます。
夕食で「Twist In Flavour」へ
ホステルに到着してチェックインを終わったあと、まともな食事をしていなかった私たちのお腹はペコペコ。
受付の兄ちゃんが、ホステルのすぐ後ろにレストランがあると教えてくれたので、荷物を部屋に置いて速攻レストランへ。
Twist In Flavourの詳細についてはこちらの記事で紹介しています。→【インド】オーランガバードで食べに行ったレストラン3選
かわいらしい内装でカレーも美味しかったです。
ただ、辛くしないでと言ったけど普通に辛くて、次の日トイレ行ったらお尻が人生で初めて辛くなりました。
このときはまだ辛さに慣れていなかったので、インド人の中辛でもお尻もお腹もヒーヒー言っておりました。
後に辛さに慣れてくるから不思議なもんだ。
お腹いっぱいの後はホステルに戻って、明日のアジャンター石碑群へ行くために早めの就寝。
2日目 アジャンター石碑寺院へ行く。
オーランガバードに到着した次の日は、チャータータクシーでアジャンター石碑群まで行ってきました。
アジャンター石碑寺院までの行き方はこちら→【インド】おすすめ!「チャータータクシー」でアジャンター石窟寺院に行ってきた
アジャンター石碑群は、デカン高原西側の山中の断壁に大小30から構成されている石碑。
彫刻と壁画が彩られており、純インド的な仏教の後世で伝えています。
普段は世界遺産などの観光巡りをしないわたしですが、アジャンターとエローラは今回のインド旅で行ってみたい観光スポットでした。
下は1番に入ったとき。
アジャンター石碑群は、紀元前2年から紀元後2世紀ごろと、5~7世紀ごろに造られたインド最古の仏教石碑寺院です。
仏教からヒンドゥー教の台頭により、7世紀以降からアジャンター石碑寺院は放棄され、1000年以上もの長い月日の間ジャングルに埋もれて野放しにされていたアジャンター石碑寺院。
本当に長い期間、誰にも手が加えられていないため、保存状態がとても良いのが特徴です。
1000年以上経っているなんて思わせないほど、キレイに残ってます。
全て人の手で造られていると思うと鳥肌が立ちますね。
途中インド人たちからの写真を求められ、写真を要求してきた人たちと談話しながら2時間くらいゆっくり石碑を見たあとは、タクシーに乗るための集合場所へ。
集合時間に集合場所に戻ってタクシーに乗り、オーランガバードのバスステーションまで2時間半かけて戻ります。
「Star Paan Shop」でラッシーを飲む
喉が渇いていたので、カフェ屋か何か飲み物が売っているところがないか歩いていていました。
歩いている途中で見つけたStar Paan Shopでラッシーを販売していましたので、ここでラッシーを飲むことに。
「DOSA DOSA」と「Star Paan Shop」の詳細についてはこちら→【インド】オーランガバードで食べに行ったレストラン3選
わたしたちは明日オーランガバードを出発して他の町に行こうと話をしていました。
ラッシーを飲んだあとは、とりあえずホステルの方向へ歩いていると、旅行代理店を発見。
そこで明日の行き場所と高速バスを予約しようということになり、
旅行代理店へ入って、そこで行き先と高速バスを予約しました。
話しているうちに、受付の兄ちゃんと仲良くなり、
ホステルに帰ろうとしたら、受付していたお兄ちゃんがバイクで私たちのホステルまでバイクで送ってくれることに。
バイクに3人乗って、ホステルまで連れてってくれました。
インドで初めて3人乗り。ワクワクドキドキ。
「明日はバス停まで連れて行ってあげるから、出発前は僕のお店に一回来てね。」
受付の兄ちゃんと約束して彼は去っていきました。
旅行代理店でのやりとりの詳細はこちら→【インド】初めての寝台バス体験!オーランガバード→ゴア行を旅行代理店で手配してみた
「khau galli」で夕食を食べる
ホステルに到着したあとは、夜ご飯でホステルから徒歩2~3分ほどにある「khau galli」へ。
チャーハンみたいなものが食べたかったので、パニールが入ったチャーハンと、見たことのない食べ物「Kachori Chaat」
というものを食べてみました。(食べ物の詳細はこちらの記事でどうぞ)
味付けはどちらも強めだけど、どちらも美味しかったです。
ご飯を食べたあとは、ホステルに戻って明日の準備をして早々と就寝。
3日目 エローラ石碑寺院
オーランガバード最終日は、エローラ石碑群へ。
エロー石碑を観光した日の夕方にはスリーパーバスでゴアに向かわなければなりませんでした。
朝起きて荷物をまとめて出かける準備。
チェックアウト時にまとめた荷物預けて、いざセントラルバスステーションへ。
「DADA DOSA」で朝食
その前に、腹ごしらえで朝食で「DADA DOSA」へ。
Central bus Standから徒歩2分くらいの場所にあります。
インドに来て初の南インド料理を食べました。
マサラドーサとワダを注文しました。
オートリキシャをチャーターしてエローラ石碑寺院へ向かう
ローカルバスでエローラまで行く予定でした。
ローカルバスに乗ろうとするも、あまり人の多さに加えて、座席の奪い合い力強さに打ち勝つことができなかった私達。
時間を優先して、オートリキシャで行くことにしました。
エローラ石碑寺院までの行き方をこちらの記事で紹介しています→【インド】オートリキシャでオーランガバードからエローラ石窟まで行ってきた
エローラの滞在時間は2時間。
アジャンター石碑群の滞在時間も2時間くらい十分だったので、エローラ行けるだろうと読んで2時間で回ることにしました。
チャーターしたリキシャの運転手に13時に戻ってくると伝え、わたしたちはエローラ石碑寺院へ。
だけどわたしたちは、エローラ石碑群の広さを完全に舐めていました。
だってエローラ遺跡は、南北約2kmにも渡って遺跡が連なっているんですよ…(敷地内に移動バスが走ってます)
2時間でゆっくりじっくり見ることなんて、できるわけがありませんでした。
パーッと見て、理解できないまま「はい次!」と言う感じで、早歩きでエローラを周り、
途中で雨が降ってきてびしょぬれになったり、短時間だけど結構体力が消耗する観光となりました。
全部見ることはできなかったけど、少しでもエローラの壮大さと迫力を肌で体感することができてよかったです。
13時にチャーターしていたリキシャの運転手の元へ戻り、オーランガバード市街へ戻ります。
2度目の「Twist In Flavour」で昼食
宿泊していたホステルで降ろしてもらい、お腹が空いていた私たちは、ホステルの後ろにあるカフェレストラン「Twist In Flavour」でお昼ご飯を食べます。(2度目の来店)
前回来た時に食べた「パニールバターマサラカレー」をいただきました。(Twist In Flavourの詳細はこちらで書いています。)
腹ごしらえしてホステルに荷物を取りに行き、
オートリキシャを捕まえて、
バスを予約した旅行代理店へ行って昨日対応してくれた兄ちゃんと合流して、夜行バスのバス停まで代理店のお兄ちゃんと一緒に向かいます。
このバス停にくるはずだったけど、「このバス停の外の高架下で乗ってくれ」と指示が入りました。
バス停を出た後ろの道路を渡った先にある高架下で、私たちが乗るバスが停車して待っていました。
受付の兄ちゃんも一緒にバスまで一緒に付き添ってくれ、受付の兄ちゃんに感謝とさよならを告げて私たちはバスに乗り込みます。
受付の兄ちゃん本当に良い人だったな…
まだまだ続きます。
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