今回のインド旅メインの目的地でもある世界遺産の町「ハンピ」へとやってきました。
ゴアのヴァガトールで1泊したあとに、寝台夜行バスで11時間移動して、最寄り町「ホスペット」へ到着後、リキシャに乗ってハンピまで向かいます。
ハンピ2泊3日のスケジュール
世界遺産の町ハンピでは2泊3日で滞在しました。
2泊3日で過ごしたハンピでのスケジュールは、以下のとおり。
1日目
- 8/27午前5時半ホスペット到着
- 7時過ぎオートリキシャでハンピへ行く
- 8時前宿にチェックイン
- 9時朝食を食べる
- 11時からヴィルーパークシャ寺院巡り
- 12時過ぎ周辺探索→ランチを食べる
- 16時前ホテルでゆっくりする
- 20時前ディナーを食べに行く
- 23時くらい就寝
2日目
- 8/28 午前8時過ぎ起床
- 10時ごろ昨日と同じ場所で朝食
- 11時頃アロマショップへ行く
- 15時半くらい~散歩したあとに岩に登る
- 18時~料理教室に参加
- 22時くらいホテルに戻って寝る
最終日
- 8/29午前8時起床
- 9時ホテルで朝食
- 11時半~川周辺を探索→ランチを食べる
- 16時頃ホテルに戻る
- 18時半くらいホテルでディナー
- 19時過ぎホスペット駅へ向かう
- 21時夜行列車でバンガロールへ
当時は王国の都だったハンピの村
ハンピは、14世紀から16世紀にかけて南インド全域で栄えたヴィジャヤナガル王国の都だった村。
村の建造物群が世界遺産に登録されているため、村全体が世界遺産となっています。
実際に行ってみると小さな村ですが、栄えていた当時は50万人もの人がこの村に暮らしていたそうです。
イスラム勢力によって王国を破壊されてからは廃墟となり、今日では巨岩群に遺跡が広がる小さな村になったハンピ。
村一面に広がる巨岩群は、タイムマシンに乗って時代を超えてやってきたかのような、異世界な景色が今もなお残っています。
ハンピ滞在1日目のスケジュール
- 午前5時半ホスペット到着
- 7時過ぎオートリキシャでハンピへ行く
- 8時前宿にチェックイン
- 9時朝食を食べる
- 11時~ヴィルーパークシャ寺院巡り
- 12時過ぎ周辺探索→ランチを食べる
- 16時前ホテルでゆっくりする
- 20時前ディナーを食べに行く
- 23時くらい就寝
ゴアからバスに乗ってホスペットまで夜行寝台バスで移動。
早朝にホスペットに到着後、オートリキシャでハンピまで向かいます。
オートリキシャでハンピまで向かう
8月26日夕方18時、ゴアのマプサから寝台夜行バスに乗り、
8月27日の早朝5時半、ホスペットへ到着。
バスに乗る前に、1人で旅しているフランス人の女の子(名前はエマ)がやってきて、ホスペット行きのバスか声をかけられます。
そこから軽く話をしていたら、彼女もハンピへ1人で旅に行くと言っていました。
行き先が同じなので、ホスペットに到着したら一緒にハンピまで行くことに。
そんな話をしながら、バスに乗ってそれぞれの席へ乗り込みました。
バスに乗り込んで約11時半くらい。
ホスペットに到着したのは、翌朝の5時30分頃。
バスから降りたときはまだ日も昇っておらず、真っ暗。
ホスペットからハンピまでは、ローカルバスに乗って向かう計画でいました。
だけど、到着時には始が出ていない時間帯だったので、始発が出るまでバスステーション近辺で待つことに。
バスステーションまで行ってバスを待とうと思ったけど、どこもかしこも小便くさい…
さすがに1時間近くまで小便くさい場所にはいれないので、バスステーションを離れて近くの階段で暇をつぶすことに。
私たちがバスから降りた瞬間から、オートリキシャの勧誘が何人かあっんですが、
その中でも、1人だけ粘り強くずっと私たちに付いてきて、ずっと勧誘してくるリキシャドライバーがいました。
わたしたちが階段で待っているときもわたしたちの前に停まって、何回も「乗ってほしい」とせがんできました。
提示してきた金額は3人で合わせて300ルピー。
元々バスで移動しようと考えていた私たちは、ドライバーの提示する金額が少し高い。
バスに乗るからということ、それに伴い値段交渉をしてみたけど、値段を下げてくれることはありませんでした。
なので、わたしたちはずっと断っていました。
それでも懲りずに、ずっとドライバーはわたしたちに話かけてきます。
30分くらいして懲りたのか、一度わたしたちの元を離れていったけど。数十分後にまたわたしたちの元へ戻ってきました。
「観光客がいなくて全然稼ぎがないんだ。本当に困っているから僕のことを少し助けてほしい。だから僕のオートリキシャに乗ってほしい。」
と言ってきたのです。
彼の言っていることは、十分に理解できます。
ほかの観光地に行っても、たくさんのオートリキシャドライバーや商売をしている人たちも、この時期は観光客がいなくて全く稼げないと嘆いていたから。
だけどさきほども言ったように、わたしたちは元々ローカルバスで行く予定でした。
片道17ルピーでいけるところを1人100ルピーで行くのは、やっぱり納得がいかないのではっきりと断りました。
リキシャガイとそんなやり取りをしていると、気が付いたら外は日が昇り始めます
「そろそろバスステーションへ行くかぁ。」
と3人で言いながら移動しようとしたら、さっきとは別のオートリキシャガイがわたしたちに話しかけてきました。
バスに乗るからオートリキシャには乗らないと言っていたけど、
「160ルピーで連れて行ってやる」とわたしたちに言ってきました。
1人160ルピーではなく、3人で合わせて160ルピー。
わたしたちはバスではなく、このリキシャドライバーにハンピまで連れて行ってもらうことにしました。
よく話を聞くと、ハンピからホスペットまでの復路の予約が入っていたから、ついでに乗せて行こうくらいの気持ちで声をかけてきてくれたそう。
前のドライバーには頑なに断っていたのに、このドライバーさんのときは即決。
しかも英語も堪能だったので、会話がしやすいのも大きかったです。
というわけで、ハンピに向かって出発。
この時点では朝の7時ごろ。
長い1日になりそうです。
ホテルへチェックイン(Gopi Guesthouse And Roof Restaurant)
オートリキシャに乗って、約15分くらいでハンピに到着。
なんでこんな早くハンピにきたのか。
それは、ハンピの宿では朝早くてもチェックインが可能だから。
またハンピには大きなバスステーションや駅がない小さな村。
公共交通機関を利用する場合、各地と結ぶ交通機関のある隣町のホスペットを経過してくる必要があります。
わたしたちのように、夜行バスでホスペットからハンピに来る人も多く、またホスペット着のバスが早朝便があるため、
ハンピにあるたくさんの宿では、早い時間からのチェックインが可能になっているそうです。
宿の近くまで乗せてもらい、わたしたちはそれぞれの宿へ。
エマの宿も、わたしたちの宿から徒歩2分くらいの場所でかなり近かったです。
わたしと友達がハンピで宿泊する宿は、「Gopi Guesthouse And Roof Restaurant」。
屋上の景色がいいよということで、早速上がってみました。
ハンピの象徴でもあるヴィルーパークシャ寺院がキレイに見えます。
ハンピの町の建物が高くないので、たぶんどこのお店や宿に行っても、こんな感じでキレイに景色を眺めることができるみたいです。
私たちが予約した宿は、エアコンなしのプライベートルームでした。(ダブルベッド)
2階にはレストランがあるので、お腹すいたらすぐに食べに行けるのもグッド。
【店舗情報】
Gopi Guesthouse And Roof Restaurant
Janatha Plot, near Virupaksha temple, Hampi, Karnataka 583239 インド
電話番号:+918762166122
【Facebook】Gopi Guesthouse & Roof restaurant
ホテルの近くで朝食を食べる
ホテルでチェックインをして、お腹もすいたので朝食を食べにいくことに。
エマの宿まで迎えに行って、一緒に朝ごはんを食べにいきます。
ハンピで初めての食事はこちら。
南インド料理のドーサ(クレープ生地みたいなもの)とイドゥリ(発酵した白いパン)。
南インド定番の朝ごはんです。
わたしと友達はドーサを注文して、エマはイドゥリを頼みました。
金額は60ルピーくらいだったと思います。
本当に安いですよね。
朝だったので、朝食と一緒にコーヒーも注文しました。(コーヒーは20ルピーくらい)
ブラックコーヒーではなく、牛乳が入ったコーヒーに砂糖が入った甘いコーヒー。
ここのお店を経営している家族のお母さんが、グリーンチリを揚げていてわたしたちにくれたり、朝食を作ってくれた息子とも会話をしながらみんなで楽しい時間を過ごしました。
朝食の味もバッチグーだったので、次の日の朝もここで食べようということに。
ヴィルーパークシャ寺院巡り
朝食を食べて少しリラックスしたあとは、ハンピ観光のメインでもある「ヴィルーパークシャ寺院」へ観光に行ってきました。
私たちの宿から徒歩でわずか5~6分ほどで、ヴィルパークシャ寺院まで行くことができます。
ヴィルパークシャ寺院の見学は、とても恐ろしいものになりました。
なぜならば、この寺院にはたくさんの猿がいるから。
しかもここの猿は厄介で、ペットボトルや食べ物を持って寺院にいると、すかさず猿から奪われます。
さらに最悪なのが、ペットボトルを持っていなくても、私が着ていたクルティの紐についたタッセルを思いっきり引っ張ってきたのです。
一緒にインドを旅している友達は、ネパールの寺院で猿に噛まれて病院へ行き、狂犬病の注射を打った経験がありました。
猿の恐ろしさをこれでもかというくらいに聞いていたので、ヴィルパークシャ寺院で駆け寄ってくる猿にビビり倒してしまってしまいました。
私のタッセルを思いっきり引っ張ってきた猿に、あまりの恐怖に大声で叫びまわっていたら、寺院のセキュリティやまわりのインド人たちが猿を追い払ってくれました。
恐怖でヴィルパークシャ寺院の見学どころではなくなってしまった。
猿本当に怖かった…
ヴィルパークシャ寺院へ行く際は、猿が怖い人は以下の2点をしっかりと気を付けて見学へ行ってください。
・ペットボトルを猿から見えないように所持する
・猿が遊びそうな紐がついたようなものをぶら下げない
上の写真を撮影したあと、猿から私のペットボトルを奪われてしまいました。
あぁ本当に恐怖。
ヴィルパークシャ寺院周辺を探索→ランチを食べる(Panchamukhi Restaurant Hampi)
恐れビビりながら回ったヴィルパークシャ寺院のあとは、寺院周辺を散策しに行きました。
ヴィルパークシャ寺院を出て右側方面を歩いて、少し登った場所に東屋や積み重なった岩がたくさんありました。
積み重なっている大きな岩は、自然に積み重なったものなのだろうか。
本当に不思議な積み重なり方をしている岩が、写真の他にもたくさんありました。
少し歩いていくと、東屋みたいな場所を見つけたので、そこで少し休憩することに。
この東屋に登って奥に行くと、像の神様が祭られていました。
大きな像さん。
東屋から見たハンピの景色。
左側に写っているのが、ヴィルパークシャ寺院です。
こうやってハンピの景気を見ると、映画のワンシーンを見ているような不思議な気持ちになります。
同じ地球上にこのような景色があるなんて、なんだか信じがたいくらいタイムスリップしたような景色。
【位置情報】
Shiva Temple
8FM5+X4R, Hampi, Karnataka 583239 インド
電話番号:+918022352828
休憩が終わったあとは、下に降りて宿周辺を探索。
お土産屋さんを見つけて商品を観ていたら神様が描かれたリュックサックを発見。
友達が持っていたサブバッグのショルダーストラップが、もうすぐでちぎれそうだったので、リュックサックを探していたところでした。
たまたま通ったお土産屋さんで、ちょうどいいサイズのリュックサックを発見。
自分のお土産も兼ね、友達は購入することにしました。
購入したあとは、
お腹もすいてきたところで、ランチする場所を探しに前へ歩いていると、小さな坊やが私たちのところへやってきました。
何を話しているかわからなかったけど、とってもうれしそうでした。
坊やと少し戯れてバイバイしたあとは、坊やと出会った近くにあったレストランへかけこみます。
レストランの名前は、「Panchamukhi Restaurant Hampi」。
中に入るとお客さんは1組のカップルだけ。
若い男の子のスタッフがカウンターに座って、暇そうにスマホを眺めていました。
わたしたちは、「レモンライス(140R)」と大好きな「パニールバターマサラ(160R)」そして私がすきな「ダルフライ(130R)」を注文。
※いつも2人でシェアして食べています。
副菜には、インドでは鉄板の生玉ねぎがついてきます。
味は可もなく、不可もなく。
そして久々にシュワシュワした飲み物を飲みたいと思って、何の飲み物があるかスタッフに聞いてみると、「サムズアップ」という飲み物があると教えてもらいました。
インドのコーラです。
インドのコーラはどんな味なんだろうと試しに飲んでみたら、
めちゃくちゃおいしい!
個人的には、本家のコーラよりもおいしかったです。
ここで初めてサムズアップを飲んでからインドを離れる間、
できるだけサムズアップを注文するくらい、サムズアップにドハマりしてしまいました。
インドにきたときは、ぜひ飲んでほしい一品です。
【店舗情報】
Panchamukhi Restaurant Hampi
Panchmukhi Restaurant, near Hampi, Hampi, Karnataka 583239 インド
営業時間:7時30分~22時00分
定休日:不明
電話番号:+916362418358
ホテルでゆっくりしたあと→「Chillout Bamboo Restaurant」へ夕食
ハンピには2泊3日滞在のため、予定を詰め込まずにハンピで過ごすことにしていました。
ランチを食べたあとはホテルに戻り、お昼寝をして目が覚めたら、今後の旅の計画を立てたりしてゆったりしました。
夕食を食べる時間になり、外でごはんを食べようということになり、グーグルマップでお店を調べて外出。
この日の夕食は「Chillout Bamboo Restaurant」で食べました。
ヒッピーがいかにも好きそうな外観のレストラン。
テーブル席ではなく、床に座るテーブルで下にはマットレスを敷いているのでお尻は痛くありません。
ただ、マットレスのカバーはちゃんと洗濯されていないのか、ベタベタしていました。
Chillout Bamboo Restaurantには、インド料理だけでなく、ピザやパスタなどの西洋のメニューもあったので、わたしたちはピザを注文。
注文したピザは「Chill out special」。
「トマトソース、鶏肉、ツナ、卵、マッシュルーム、オリーブ、チーズ、とうもろこし」が入っているピザ。
サイズも結構大きく、女の子2人で1枚でも結構お腹いっぱいになります。
ピザの他にはフライドポテトも頼みました。
久々のカレー以外の料理は、なんだか新鮮。
わたしたちがピザを食べ終わったころに、エマもわたしたちと合流して同じテーブルでご飯をたべました。
ハンピは観光地でヨーロッパからの観光客も多いからか、どのレストランに行っても西洋の料理がメニューにありました。
なのでハンピに来たときに、カレー以外のものが食べたくなっても安心。
【店舗情報】
Chillout Bamboo Restaurant
1st Floor, Janatha Plot, near Tilak Homestay, opposite Hampi, Hampi, Karnataka 583239 インド
営業時間:8時00分~22時00分
定休日:不明
電話番号:+919480944445
【Facebook】Chillout Bamboo
ハンピ2日目へ続く…
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